和泉鳥取から海南

2005年12月3日


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 新大阪6:29発の快速が紀伊田辺行きなので便利がよい。和泉砂川で乗り換え和泉鳥取へ。
 駅から出ると、脇道に古道の案内があり、右に矢印がある。脇道ではなく府道を歩くのかと思って進み始めるが、地図によれば脇道が地蔵堂王子への路のようだ。細い山道を行く。


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 住宅街に出てすぐのところに地蔵堂王子跡があった。


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 府道に出て、高速道と交差しながら進む。二車線ない細い道の部分もあるが、交通量はそこそこある。歩道のない路は車が怖い。Y氏は法律どおり右側を歩行したがるが、私は右側だと歩く速さ分車の速さが早く感じられるので右側通行はより怖くて左側通行が好きだ。
 馬目王子跡があった。


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 しばらくで、山中渓の宿場に府道から左に入る。雰囲気が残る宿場である。


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 本陣跡があった。


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 山中渓を出てすぐ、関所跡があった。
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 広くなったり、細くなったりする府道を行くが、仇討ち碑のある境橋で和歌山県に入り、府道から別れて滝畑へ踏切を渡ったところに中山王子跡があった。


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 少しで、また府道と合流し、峠を越える。急坂下ってしばらく行き、左に府道から別れてすぐに山口王子跡があった。


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 しばらく、車のあまり来ない田舎道を行くが、左に行き、山口神社の鳥居を過ぎてから歩道のない県道歩きとなる。観音寺のとこで府道から別れ、少しで川辺王子である。


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 田圃のなかの道を行くと、中村王子の説明板があった。
 和歌山市は道に埋め込んだ古道の案内を道の曲がり角などにもうけており、分かり易い。大阪市などでも石の道標を立てたりしているが、道がどう続いているか彫り込んでいないので古道からはずれていない確認の役目しかしていない。せっかく予算を使うのであれば、道がどっちから来てどっちに続いているのか解るようにしてほしいものである。


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 少しで、力待神社につく。ここにも川辺王子跡の碑がある。両説あるらしい。
 紀ノ川を川辺橋で渡るが、長い橋だった。渡って、土手を降り、川上に行くと吐前王子に着いた。


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 昼近くなり、布施屋駅前に食べるところがあるだろうと寄ってみるが、なんにもない。だんだん不安になる。駅からすぐに川端王子があった。


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 昼飯の心配しながら歩いていると府道9号線に当たるが、左右に食堂は見あたらない。左手にスーパーがあったので、なにか売っていないか立ち寄ると、果実創作料理なる幟があった。700円のお任せ料理しかないが、不安を感じつつ注文する。脱サラしたらしい年輩の話好きのコックさんの料理は値段の割にはおいしかったので、発泡酒を2本も飲んでしまった。
 歩き始めて発泡酒2本の影響が出て、右に曲がるところをまっすぐ行き間違える。なんとか古道に戻り、工事中の旧中筋家のそばを通り和佐王子跡にでた。


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 急な登りをあがると矢田峠にでた。大きな碑が森の中に立っていた。


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 道は塩が谷コースと明王寺コースに分かれる。導き石がないほうであるが、府道を通らない塩が谷コースを選んだ。
 しばらくミカン畑を行き、府道を越えて平尾王子があった。


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 電車の駅が近いが、海南を目指すこととし、六地蔵を過ぎ、右手に奈久智王子跡の案内があり、ミカン畑を少し登ると跡があった。


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 県道、高速を横切り、大池のそばから左に入る。車のあまり来ない道は快適である。お地蔵さんの周りに4つの大きな石がおいてある4つ石地蔵があった。


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 しばらくで民家にあたるが左を巻いて県道にでたところに松坂王子があった。


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 くも池の手前で左に石畳道があるが後でずらしたそうである。峠を越え、左に地蔵堂を見、県道を越えてゆくと、左に春日神社と松代王子の案内があった。
 春日神社の鳥居にでたが、足も疲れているので、そのまま古道に戻った。松代王子の場所は春日神社の中なのか、よく分からなかった。
 しばらく行くと菩提房王子跡があった。


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 しばらくで熊野一の鳥居跡の案内があるところにでた。ここから熊野古道は宮原方面に向かうのだが、足も棒になった二人は駅に直行した。
 発泡酒と日本酒と手持ちのつまみで気持ちよく神戸に向かった。


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