坂東三十三観音巡礼6 鴻巣から明覚

2019-01-11

 鴻巣から、第11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音)、第10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音)を巡って明覚駅まで。
 正法寺の手前で、高坂カントリークラブに道は遮られています。右に迂回しましたが、ゴルフ場の間を通り、左に迂回する道もあるようです。
 笛吹峠を巡礼道が横切っていると紹介しているサイトばかりですが、迅速地図には点線の道しかなく、また、明治40年の測量図には笛吹峠付近の巡礼道がありません。笛吹峠を超える道を歩いた人のHPの記録を見ても、昔の石造物などが残っていることが確認できませんが、南回りで人里を通っていく道でも、さほど遠回りにならず、また、南回りの道がかまくらみちと交差するところにある大正15年の道標に、9番と10番の案内もあり、こちらが巡礼道ではなかったかと思い、笛吹峠を通りませんでした。

 帰って調べると、文化十五年の川越松山之記というのがあり、これには、岩殿観音の山門のすぐ手前左にあった橘屋のことなども書かれていて興味深いですが、著者の竹村立義らは、奥田村、須江村、竹本村を通って行ったとあり、江戸時代にも笛吹峠を通らない南回りの道で岩殿観音から慈光寺に行っていたようです。この書は、未刊随筆百種〈第22巻〉に収録され、活字で読むことができるので、図書館で借りて読んでみました。いろいろな情報や注釈など多く書かれているのに、笛吹峠を通る巡礼道のことにふれてはいません。

 鳩山町史別巻 2「鳩山の地誌」というのがありました。p.124から観音道の説明があり、竹本~奥田を通る道の説明はありますが、笛吹峠を通る道の説明はありません。
 笛吹峠は、本当に巡礼街道だったのでしょうか。

 さらに調べたことを、ブログにまとめました。

マーカーリスト

GPSログ解析

開始日時2019/01/11 06:54:18終了日時2019/01/11 13:26:02
水平距離31.14km沿面距離31.44km
経過時間6時間31分44秒移動時間6時間28分57秒
全体平均速度4.82km/h移動平均速度4.84km/h
最高速度7.52km/h昇降量合計817m
総上昇量430m総下降量387m
最高高度121m最低高度-10m
戻る ホーム